次世代高齢者体験スーツとは… 疑似高齢者体験を、若い世代にも楽しめるコンテンツにするため、一般的なキットに比べ、エンターテイメント性とデザイン性をプラスしたスーツ
高齢者とは…「高齢者」の解釈は様々ですが、カメイジング・スーツの制作においては、60代頃から部分的に見られる身体の変化、あるいは70代頃からはほぼすべての人が経験する身体の変化を表現しています。
早稲田大学第一文学部心理学専修卒業、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。加齢によって身体に起こる変化を分析し、高齢者にも使いやすいサービスや環境をつくる学問「加齢人間工学」の研究を行う。
高齢者体験の真の目的は、その体験を通して高齢者を「知ること」にあります。関節は思うように曲がらない、耳もよく聞こえない。それら加齢による変化を体感してみてはじめて、高齢者の気持ちに深く寄り添うことができるのです。今まではなかった身体の変化が表れた時、人はどのようなことを感じ、考え、日々の生活を送っているのか。その内面の変化に気づいた時、世代を越えた理解は一層深まっていくでしょう。加齢変化は、65歳を過ぎてある日突然やってくるものではありません。20代、30代からすでに始まっていて、その程度が徐々に強くなるだけのこと。つまり、自分の生きている延長上に高齢者の姿があるということを、きちんとイメージすることが、なによりも大切です。
キューサイは、「健康寿命」を延ばし、いくつになっても健康で楽しく幸せな時間を過ごす人生を応援しています。「超高齢社会」の今だからこそ、若い世代が高齢者の気持ちに少しでも寄り添えるツールとして、今回「カメイジング・アーマー」の制作に取り組みました。 健康上の問題で日常生活を制限されることなく生活できる期間