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100歳大調査

【健康長寿の秘訣】100歳インタビュー(橋本光治さん/101歳)

お医者さんから“健康優良爺”と太鼓判を押されるほど、毎日元気に笑顔の絶えない日々を過ごしています。

ココロもカラダも元気な100歳以上の方の声をお届けする「元気な100歳インタビュー」。今回は東京都にお住まいの橋本光治さん(101歳)を訪ね、気持ちは60代!と語る光治さんの長寿の秘訣をお聞きしました。

   心も体も健康でいることが長生きの秘訣!

100あるスタッフ 光治さん、背筋もしゃんと伸びていらっしゃって、髪の毛もふさふさで、とても101歳には見えませんね。

光治さん いつも気持ちは60代と思っていますからね。髪は、もう何十年も毎日ワカメを食べているからかな。少しは薄くなりゃいいんだけど(笑)。

100あるスタッフ そんなことないですよ。とても素敵です。そんなにお元気なのは、どんな秘訣があるのでしょう?

光治さん これといったことはしていないけれど、常に「感謝」「ありがとう」「ご苦労さん」という気持ちを忘れずにいることでしょうか。私は昔、浅草の商店街で洋品店を営んでいたけれど、清掃車の方、防犯の方、おまわりさん、いろんな方が通るたびに、自然に「ご苦労さん」と挨拶していました。

100あるスタッフ 素敵ですね。普段はどんなことをして過ごされていますか?

光治さん 週3回デイサービスに通っています。デイサービスの日は、朝6時に起きて自分で歯磨きもして、9時にお迎えが来るのを待ちます。

100あるスタッフ デイサービスではどんなことをされていますか?

光治さん 私が通っているところは、いろんなプログラムがあって、一日の過ごし方を自分で決めるんです。私は利用者ではあるけれど、食事前にお茶碗を整理したり、ティッシュを並べて行ったり、させてもらっているんですよ。これは「してあげている」のではなくて、自分の健康のために「させてもらっている」こと。こういうことをしていると、周りの方から声を掛けてもらうことが増えて、自分の居場所ができてきました。自分が楽しむために自分から仲間に入って輪をつくる・・・そうしたことが重なって、健康であり、達者のもとになるんじゃないかと思うんですよね。健康でいようという気持ちよりも、心も体も元気でいれば、健康がついてくるのではないでしょうか。

100あるスタッフ なるほど。素敵な考え方ですね。

光治さん 私は商店街の会長や、地域の委員など、いろんな仕事をさせてもらってきました。一方で、海外の人との交流も好きで、中国語や韓国語を独学で勉強して、現地の方との交流を深めてきたんです。浅草もさまざまな国から観光客がやってきていましたし、少しでも言葉を知っていると話のきっかけができますからね。先日もデイサービスに台湾から視察に来られて。中国語でお話ししたら、とても喜んでいただいて、「200歳まで元気でいてください」と、お手紙をいただきました。

100あるスタッフ それは嬉しいですね。

   最近、杖を卒業したばかり! 周りから驚かれています。

100あるスタッフ ところで、光治さんはどんなお食事をされていますか?                            

光治さん バイキングが好きですね。食事の量は多いほうだと思いますよ。2、3年前まではステーキ1枚ペロリと食べていましたけど、食べられるということは胃腸が元気という証拠なんだと思います。

100あるスタッフ 最近、杖を卒業されたとお聞きしましたが…。

光治さん そうなんです。実は5月に1ヶ月ほど入院してしまって。退院後は杖を使っていたのですが、デイサービスで一人ひとりが目標を掲げることになったときに、私は「杖を卒業する」という目標にしました。リハビリをして、杖を使わなくても歩けるようになったから、ある日デイサービスに杖を持たずに行ったんですよ。そうしたら、「杖忘れたんか?」って聞かれて、「いや、置いてきた」と答えたらびっくりされましたね。

100あるスタッフ それは、皆さん驚かれたでしょうね。そういえば、光治さんは、工作がお好きだとお聞きしました。

光治さん はい。30年ほど前からこんな感じで、干し柿や唐辛子、松茸、八つ橋なんかを新聞やダンボールなどで作っています。私が作った松茸が、かっぱ橋道具街に飾られていますよ。

100あるスタッフ とても手先が器用なんですね。最後に、これからのことについてお聞かせください。

光治さん 余命をどのように使っていくかが大切だと思います。私は人のために使いたいですし、人の“輪”をつくって、笑顔であり続けたいと思います。

100あるスタッフ 今日はありがとうございました。

<ご家族からひと言>
好奇心旺盛でとても社交的で、人の役に立てることがあればすすんでやるところ、すごく尊敬します。今も社会に関心を持って、新聞を端から端まで毎日読んでいたり、デイサービスでたくさんの人と交流したり。これからも元気で、私たちや周りの方を笑顔にし続けてください。

<編集後記>
デイサービスでのお手伝いを「してあげている」のではなくて「させてもらっている」と話されていた光治さんが印象的でした。いろんな人と接することが勉強になると、自ら積極的に周りの人々と交流を図ろうとされる姿勢は、とても素晴らしいものです。これからも、周りの人々の“輪”をつくり、笑顔あふれる日々を送ってくださいね。

 

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