健康コラム
風邪やインフルエンザの季節に必見!上手にカラダを温めて感染症予防
2018.12.07
免疫力低下は万病の元!
ちょっとしたことで体調を崩したり、毎年感染症にかかったり、少し無理をすると口の中にできものができたり…思い当たることはありませんか。
その原因は、免疫力の低下にあるかもしれません。
私たちは普段から様々な病気を引き起こす細菌やウイルスに囲まれて暮らしています。それにも関わらず病気にならないのは、カラダに備わった免疫力のおかげなのです。
しかし免疫力が低下すると、カラダの中に入り込んだ細菌やウイルスを撃退することができず、インフルエンザや風邪などの感染症にかかりやすくなります。
あなたの免疫力をチェック!
現在の体調に関して当てはまるものをチェックしてみましょう。
□肌荒れしやすい
□口内炎になりやすい
□下痢や便秘がちである
□風邪が治りにくい
□タバコを吸う
□毎日のようにお酒を飲む
思い当たる項目があれば、免疫力低下の可能性があります。今日から対策を始めましょう!
免疫力アップの秘訣はカラダを温めること!
カラダの中で元気を支えてくれる免疫力は、体温と密接に関係しています。免疫細胞は血液の中にあるので、体温が低くなると免疫細胞を運ぶ血流が悪くなり、カラダの中に入り込んだ細菌やウイルスに素早く対応することができません。そのため、低体温の方は免疫力が低下している可能性があります。
逆にカラダを温めると血流が良くなり、免疫細胞がカラダの隅々まで行き渡って働きます。体温が1度上がると、免疫力は5~6倍も上がるともいわれています。だからこそ、積極的にカラダを温めることが重要なのです。
入浴と運動で上手にカラダぽかぽか!
特別なことをしなくても普段の生活で、上手にカラダを温めるコツがあります。
まず、入浴はシャワーで済ませずに、しっかり湯船に浸かってカラダを芯から温めましょう。お湯の温熱作用で血管が広がって血流も良くなりますし、水圧で足にたまった血液が押し戻され、心臓の働きを活発にして血液の循環を促します。熱いお湯よりも38~40度ほどのお湯に20分~30分、じっくり浸かったほうが効果的に温まります。
次に、運動でカラダを温めましょう。筋肉は最大の熱生産器官といわれています。現代は生活スタイルの変化などによりカラダを動かす機会が少なくなっていますが、運動不足では筋肉が細り熱を生み出す力が弱くなってしまいます。毎日少しでもカラダを動かして筋肉を鍛え、熱を生み出せるように心がけましょう。
実践!簡単ヨガで、筋肉を鍛えてカラダを温めましょう!
人間の筋肉の約70%は、下半身に集中しているといわれています。そのため、カラダを温めるなら下半身の筋肉を使う運動がうってつけです。とはいえ、ハードな筋肉トレーニングはなかなか続かないもの。そこでおすすめしたいのがヨガです。
今回ご紹介する「英雄のポーズ」は下半身の筋肉が鍛えられて、血行促進も期待できます。ご自宅で気軽にできますので、毎日のすきま時間にぜひ実践してみてください。
英雄のポーズ
1. 腰に手を当て、足を揃えて立つ。右足を大きく前に出す。骨盤を前に向けるよう意識する。
2. 息を吐きながら右のひざの角度が90度になるように曲げ、腰を落とす。
3. ゆっくり息を吸いながら両腕を天井に向けて伸ばす。
4. この姿勢で数回呼吸を繰り返す。
※足を変えて同じ動きを行う。
低体温や冷えなどは、免疫力の低下を招きます。重ね着やマフラー、手袋などの防寒対策や、カラダを温める食事などをとりつつ、今回ご紹介した入浴法や運動で、感染症に負けないカラダを作りましょう。