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健康コラム

どうしてひざの痛みが予防・改善できるの?「コラーゲン」が関節痛に効くメカニズムとは?

カラダ

2018.12.06

 前回は、ひざの痛みなどの関節痛の解決方法として、コラーゲンの摂取が良いことをお伝えしました。

 わたしたちがコラーゲンを摂取した場合、コラーゲンは体内でどのように働いて、関節痛の改善へと導くのでしょうか。

 今回は、「コラーゲンの摂取から効果実感までのメカニズム」について、キューサイが京都府立大学、大阪市立大学の協力を得て行った研究発表をもとにお伝えいたします。

コラーゲンが人の体に作用するメカニズムとは?

 キューサイの研究発表によると、摂取したコラーゲンの大部分は小腸で消化されます。

 この消化されたコラーゲンは、主に「アミノ酸」と「ペプチド」として吸収され、吸収されたペプチドの主成分である「Pro-Hyp」は数時間かけて体内を循環します。

 数時間にわたり体内を循環したペプチドの主成分Pro-Hypは、その後どのようにして関節痛に効くようになるのでしょうか。


 実はPro-Hypは体の中をぐるぐると巡りながら、関節・骨・皮膚へと運ばれ、実際にこれらの細胞に取り込まれることが分かりました。
 

 さらに、コラーゲンの摂取の効果に対する研究では、コラーゲンを継続して摂ることで「腰痛による歩行機能障害改善傾向」が確認でき、「ひざの痛みが軽減する傾向」、及び「ひざの曲げ伸ばしが楽になる傾向」がみられました。
 
 以上のことから、食品として摂取したコラーゲンは、大部分が小腸で消化されて体内に吸収され、関節・骨・皮膚に運ばれて作用し、関節の改善に役立っているといえます。

 

★詳しい研究発表内容についてはこちら

 

関節痛を改善するにはどうしてコラーゲン摂取が重要なの?

 さらに、どうしてコラーゲンを摂ることが関節痛の予防や改善に役立つのかをみていきましょう。

 関節の軟骨膜の内部は、「滑液」と呼ばれる液体で満たされており、骨が動くときの「潤滑油」や「緩衝材」のような役割をしています。この滑液に含まれる重要な成分がコラーゲンです。


 通常、軟骨のコラーゲンが不足すると軟骨細胞によって新しいコラーゲンが作られます。しかし、何らかの原因でコラーゲンの機能が低下してくると、軟骨細胞は分解酵素を出して古いコラーゲンを溶かし始め、必要なコラーゲンまで溶かしてしまうことがあります。すると軟骨は非常にもろくなってしまうのです。

 このようなコラーゲンの劣化を防ぐには、コラーゲンが古くなる前に新しいものと入れ替えることが必要です。つまり、食事やサプリメントなどでしっかり補うことが大切といえます。コラーゲンをたっぷり摂ることで新旧のコラーゲンの入れ替えを活発にすれば、軟骨のクッション機能は修復され、関節痛の改善につながるのです。

 ひざなどの関節にコラーゲンがどのようにして作用するか、その一連のメカニズムをご理解いただけたでしょうか。関節痛を予防・改善し、いつまでも元気で歩き続けるためには、食事やサプリメントなどでしっかりコラーゲンを補給することが大切です。次回は、研究により分かったコラーゲンの効果と、どんなコラーゲンを摂るべきか、コラーゲンの種類について詳しい情報をお伝えします。
 

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