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健康コラム

コミュニケーションで免疫力向上!?年末年始は大切な人と過ごそう!

交流

2018.12.28

 年末年始は、実家に帰省したり、家族や親せきが訪ねてきたり、あるいは友人と過ごすなどの機会が増える時季ですね。慌ただしい毎日の中でも、家族や気の合う人々と過ごすかけがえのないひとときで、癒されたり元気になれる方も多いのではないでしょうか。

 今回は、コミュニケーションがもたらす健康効果をご紹介します。

コミュニケーションで生まれる「オキシトシン」には、免疫力を上げる働きが!

 人は幸福感や達成感を得られると、脳内でオキシトシンというホルモンが分泌されます。相手への愛情や信頼感を高めることから「愛情ホルモン」や「絆ホルモン」とも呼ばれています。近年、オキシトシンは多くの健康効果があることで注目されています。

 その一つが、免疫力を上げる働きです。寒い季節は、風邪やインフルエンザなど様々な感染症の流行のピークを迎えますが、オキシトシンが分泌されると免疫力が高まり、感染症予防につながります。

 他にも、オキシトシンには痛みの軽減、血圧を下げる、自律神経を整える、血糖値を下げるなどたくさんのうれしい効果があります。ココロの健康面でも、ストレスの抑制や、人にやさしくなれたり信頼感がアップしたりと、家族や友達といるとココロが安らぐのは、オキシトシンのおかげともいえそうです。

スキンシップだけじゃない!オキシトシンの分泌量をアップする方法とは?

 以前よりオキシトシンは、出産や母乳の分泌に関わるホルモンといわれており、さらに近年の研究では、子どもとの愛着関係を育み、学習能力を高め、ストレスに強くなるなどの働きで、子どもの健やかな成長に役立つことが分かってきています。また、オキシトシンは女性特有のホルモンではなく、性別・年齢に関係なく分泌されることが解明されてきているのです。

 オキシトシンはスキンシップをとることによって双方で分泌されやすくなるので、小さいお子さんやお孫さんを抱っこしたり、手をつないで一緒に遊んだりすることで分泌を促すことができます。

 また、オキシトシンはスキンシップだけでなく、友達との会話やおいしい食事を楽しんだり、ペットとのふれ合い、感情を素直に出すこと、席をゆずるなど人への思いやりを持った行動をとることなどでも分泌量が増加するといわれています。

 年末年始は、家族や友達と過ごす絶好の機会です。団らんはもちろん、おいしい料理や楽しいおしゃべりで交流を深めて「オキシトシン」の分泌量をアップ!家族に限らず、ご近所さんや普段お世話になっている方、大切なペットとのコミュニケーションを増やして免疫力をアップし、風邪やインフルエンザに負けないカラダづくりをしましょう。

【コミュニケーションと健康長寿】

 2016年に元気な100歳以上の方100人におこなった、「人とのふれあい」についての調査では、98%が日常的に同居の家族以外とも交流をしており、コミュニケーションと健康長寿のつながりが見える結果が得られました。

 詳しい調査結果はこちら→https://100aru.com/100gallery/archives/2

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