健康コラム
便秘を改善するには「食事」から。便秘の予防・改善に役立つ食材・食品を毎日しっかり摂りましょう!
2019.02.11
以前お伝えしたとおり、便秘の多くは不規則な生活習慣や食事、運動不足、ダイエットなどにより大腸の働きが悪くなってしまうことが原因で起こります。
便秘の予防や改善のためには、規則正しい生活や適度な運動のほか、食生活を見直すことがとても大切です。
今回は、便秘の予防・改善に役立つ食材とその摂り方についてお伝えします。
便秘の予防・改善に役立つ食材・食品とは?
食材の中には、大腸の運動を促す、便の量を増やす、腸内環境を整えるなどの働きをするものがあります。便秘の予防や改善をしたい方は、このような食材をしっかり摂ることをおすすめします。
<食物繊維を多く含む食材>
食物繊維は、便の量を増やしスムーズな排便を促します。また、腸内の善玉菌のエサになり、腸内環境を整えるのにも役立ちます。食物繊維は、たけのこ、緑黄色野菜・ごぼう・さつまいも・きのこ類、大豆・ひじき・切り干し大根などに多く含まれています。
▶摂り方(例)
野菜類やきのこ類など上記の具材をふんだんに使った鍋料理は、一度の食事で多くの食材を摂りやすいのでおすすめです。
<ビタミンCを多く含む食材>
ビタミンCは腸の蠕動(ぜんどう)運動を促し、腸内物を軟らかくし、速やかな排泄をサポートするといわれています。ビタミンCは、パセリやレモン、ケール、ピーマン、キウイなど、果物や野菜に多く含まれています。
▶摂り方(例)
食品に含まれるビタミンCの量は、長期保存や調理によって減少することがあるため、生で食べられる果物や野菜を積極的に摂りましょう。
<乳酸菌やビフィズス菌が含まれる食品>
大腸の働きを良くするためには、悪玉菌よりも善玉菌の方が優勢な状態をつくり腸内環境のバランスを整えることがとても大切です。そのためには腸内の善玉菌を増やすことが大切です。この善玉菌を増やすための方法の一つが、乳酸菌やビフィズス菌を含む食品を摂ることです。
乳酸菌やビフィズス菌は、ヨーグルト・乳酸菌飲料・納豆や味噌、漬物といった発酵食品に多く含まれています。
▶摂り方(例)
乳酸菌やビフィズス菌は継続して摂ることが大切です。朝食後にヨーグルトを食べる、一日一度は納豆やぬか漬けを食べるなど、継続して摂る習慣をつけましょう。
毎日の食事は健やかな身体づくりの基本です。便秘の予防・改善に役立つ食材・食品を積極的に摂り入れ、スッキリ快適なお通じをめざしましょう。