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元気学

第4回  健康的な生活スタイルに改善

2017.05.19

不健康な生活スタイルを見直しましょう

不規則な生活は、からだのリズムを乱して体調を崩します。健康を保つためにも日々の生活を見直し、十分な休養と睡眠、バランスのよい食事を心がけましょう。
からだのリズムは生活スタイルに密接につながっていて、生活に問題があると乱れてきます。そしてそのことがまたストレスとなり、体調を崩すという悪循環に陥ってしまうのです。体調が悪いと感じたときは、早めに生活スタイルや習慣を見直すことが大切です。以下のポイントを見直し、健康モードに戻すよう心がけましょう。

  見直したい生活スタイル

●生活リズム
・夜型の生活 ・不規則な生活 ・乱れた日常生活

●食事・栄養
・食事時間や回数が不規則 ・栄養バランスのかたよった食事
・朝食抜きや深夜の過食、暴飲暴食 ・早食いで、よく噛まない

●睡眠
・夜更かし ・朝寝坊 ・睡眠不足 ・眠れない、寝つきが悪いなどの睡眠障害

●運動
・運動不足 ・休日も家でゴロゴロ ・ハードすぎるスポーツやジム通い

●労働
・仕事中心の毎日 ・連日の残業 ・頻繁な休日出勤
・重責のある役職 ・過剰なノルマ ・職場の人間関係

●休養
・休養不足 ・プライベートタイムをもてない
・オンとオフの切り替えが下手

  見直すために、できること

人間のからだはある程度、環境に順応するようにできているため、その人のサイクルに合った心地よい生活を心がければ大丈夫。まずは睡眠時間をきちんと確保して、だいたいの就寝時刻と起床時刻を決め、一定の食事時間、リラックスの時間を優先的にとるようにしましょう。

<生活リズム編>

■1日の生活リズムを体内時計に合わせましょう

私たちのからだには、太陽の動きに連動した生体リズムが備わっており、1日の生活リズムに同調して体内時計を動かしています。そのため、不規則な生活を送れば体内時計に狂いが生じ、生体リズムを乱すことになるのです。体内時計を正常に機能させるポイントは、朝の光を浴びること。早起きを実践して体内時計を正しく動かしましょう。

<食事・栄養編>

■健康的な食生活を心がけましょう

食事の基本は1日3食です。これらの食事を決まった時間にとることで生活リズムの乱れを防ぐことができます。また、1回の食事には忙しくても20〜30分間はかけるようにしましょう。

■必要な栄養は積極的に摂りましょう

健康を維持するためには、栄養バランスを考えた食事が大切です。偏食や過剰摂取に注意して、不足しがちな栄養を摂りやすくする工夫をしましょう。

<睡眠編>

■質の良い睡眠を十分に取りましょう

睡眠は心身の疲労回復だけでなく、免疫力やストレス耐性のアップにもつながります。毎日、良質の睡眠をとるために、自分の睡眠リズムについて把握しましょう。

■睡眠のトラブルを改善しましょう

「もっと眠る時間がほしい」「眠れなくてつらい」といった睡眠の悩み。睡眠不足が続くと心身の健康に悪影響を及ぼしますので、軽視せず改善しましょう。また、睡眠障害(入眠障害・中途覚醒・早期覚醒・熟眠障害など)が長時間続く場合は、早めに医師に相談しましょう。

<運動編>

■適度にからだを動かしましょう

適度な運動は心身を爽快にして、食欲促進、心地よい疲れ、快眠をもたらします。運動不足の解消と基礎体力の向上のためにも、手軽にできる運動を習慣づけましょう。日頃から運動不足の人は、ハードなスポーツを避けて、体力的にも精神的にも負担の少ない有酸素運動がおすすめです。

<休養編>

■夜はできるだけのんびりしましょう

日中を活動的に過ごしたら、夜はのんびりと過ごして心身を休めましょう。とくに毎日の入浴は、1日の疲れを取るだけでなく、リラックス効果が高まります。リラックス効果を高めるために好みの香りの入浴剤やボディソープなどを使うのもよいでしょう。

<気分転換編>

■気分を変えてリフレッシュしましょう

日常生活のマンネリやストレスを吹き飛ばすには、楽しい刺激が効果的です。自分に合った気分転換の方法で気持ちを切り替えて、リフレッシュしましょう。趣味は楽しいと思えるものならどんなものでも構いません。まずは気になるものに挑戦。少し続けてみて、楽しめなければ別のものにトライしましょう。

監修プロフィール

 福永伴子(ふくなが ともこ)

医学博士
日本精神神経学会認定専門医
日本医師会認定産業医
日本抗加齢学会専門医
日本胎盤臨床医学会認定医

2011年 ともクリニック浜松町開設
順天堂大学 医学部医学科卒業
順天堂大学医学部精神科
銀座内科・神経内科クリニック(ストレス外来)

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