健康コラム
コラーゲンと一緒に摂りたい!「ヒアルロン酸」と「コンドロイチン」とはどんな成分?
2019.04.03
これまで、関節痛を予防・改善するためには「コラーゲン」が良いことをお伝えしてきました。
今回は、コラーゲン以外に関節痛に良いといわれる「ヒアルロン酸」と「コンドロイチン」について分かりやすく解説します。
ヒアルロン酸、コンドロイチンにはどんな特徴・働きがあるの?
ヒアルロン酸とコンドロイチンについて、「名前は聞いたことがあるけれど、それぞれの特徴はよく分からない」という方も多いのではないでしょうか。これらの成分はコラーゲンと同じようにもともと人の体内に存在し、関節にとって重要な働きをするという点では同じですが、特徴や働きは異なるのです。
ヒアルロン酸は、ムコ多糖類と呼ばれるゼリー状の物質で、関節や皮膚、眼球に多く存在しています。特に保水力にすぐれており、ヒアルロン酸1gで約6リットルもの水分を保持できるとされています。そのため、美容にも良いといわれていますが、関節に存在するヒアルロン酸は下記の図の様に潤滑油のような役割を持っており、関節にかかる負担を減らしたり、スムーズな動きをサポートしたりしています。
<「ひざ」における成分の構成図>
ヒアルロン酸もコンドロイチンも、年齢とともに減ってしまう
「コラーゲン」と同様、ヒアルロン酸もコンドロイチンも、関節にとってたいへん重要な成分です。しかし困ったことに、年齢とともに急激に減少してしまうことが分かっています。下のグラフをご覧ください。
どちらの成分も20代から減り始め、コンドロイチンは40歳で約半分に、ヒアルロン酸は60歳で約4分の1になってしまいます。また、前回まで関節痛に良いとお伝えしてきたコラーゲンは、70歳で約3分の1になってしまいます。