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健康コラム

塩分と上手に付き合うために、食生活を見直し、有酸素運動を取り入れましょう

カラダ

2019.06.05

減塩の基本は食事管理による塩分コントロール!

 以前のコラムで、わたしたち日本人は塩分の摂りすぎであり、健康を保つためには、毎日の食事の中で「減塩」に取り組むことが大切であることをお伝えしました。毎日の塩分摂取量を減らすことは、心筋梗塞や脳卒中などの循環器系の疾患や骨粗しょう症、胃がんなどの病気のリスクを減らすことにつながります。
 WHOによる1日の塩分摂取推奨量は5g未満※1であることを踏まえ、食事に含まれる塩分量を把握し、前回紹介した「おいしく減塩するコツ」を参考に塩分の摂取量を減らしていくことをおすすめします。

「カリウム」で塩分を排出!しかし注意すべき点も

 「減塩」に取り組む際に役立つ成分の一つに「カリウム」があります。カリウムは、余分なナトリウム(塩分)を排出させる成分として知られています。また、カリウムには血管を拡張させて血液の流れをスムーズにしたり、酵素を増やして血圧の上昇を防いだりする働きもあります。

 ほうれん草、モロヘイヤ、小松菜などの野菜類、さといも、さつまいもなどのいも類、バナナ、キウイなどの果実類に多く含まれており、熱に弱く水に溶けやすい性質があります。野菜類であればサラダなどで食べるようにするとカリウムが効率良く摂取できます。

 ただし、腎臓の機能が低下するとカリウムがうまく排出されず、高カリウム血症になる恐れがあるため注意が必要です。また、減塩調味料として市販されている「低ナトリウム塩」は、塩化ナトリウムを塩化カリウムに置き換えている場合が多いため、同じく注意が必要です。

有酸素運動で塩分を排出

 もう一つの対策としておすすめしたいのがウオーキングや水泳などの有酸素運動です。運動して汗をかくことで、体内のナトリウム(塩分)も一緒に排出されるため、減塩につながります。

 お伝えしてきた通り、減塩のためには、毎日の食事に気を配り有酸素運動を生活に取り入れることが大切です。次回は、食生活の見直しや有酸素運動に加えて取り入れたい、塩分を「減らす」のではなく「流し出す」注目の成分についてお伝えいたします。

※1 世界保健機関(WHO)の食塩摂取目標量

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