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健康コラム

生きたまま腸まで届く「ライラック乳酸菌」とは

食事

2018.05.17

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乳酸菌製品によって「実感」した人はわずか7.2%

 ほぼ毎日テレビやインターネット上で見たり聞いたりする「乳酸菌」という言葉。キューサイが実施した調査結果※1によると、93.8%の方が「腸内環境を整える」、53.6%の方が「便通の改善によい」というイメージを乳酸菌に持っていることが分かりました。 

 しかし、便通改善のために乳酸菌製品を摂取したことのある女性292名のうち、「効果をとても感じた」と答えた方は全体のわずか7.2%でした※1。これはいったいどんなことを意味するのでしょうか。

※1 便秘傾向の20代〜60代女性有効回答数515件 キューサイ調べ(2018年1月27日〜1月29日実施)

たくさんの種類の乳酸菌、それぞれの特徴は?

 第3回で、乳酸菌には大きく分けると動物由来のものと植物由来の2グループがあるとお話ししました。これを別の方法で分けてみると、乳酸菌は「死んでいるもの」と「生きているもの」に分けることができます。

 死んでいる乳酸菌は、乳酸などの酸をつくることができません。そのため腸内を酸性の状態に導くことは難しいと考えられます(腸内を酸性の状態にしたい理由は第1回をご覧ください)。

 また、生きている乳酸菌の中には外敵から守るカプセルのような「芽胞(カラ)」に包まれているものと、包まれていないものが存在します。包まれている乳酸菌を「有胞子性乳酸菌」と呼びます。

 生きている乳酸菌で、芽胞(カラ)に包まれていない乳酸菌の多くは、体内に入っても胃酸でそのほとんどが死んでしまいます。たとえ腸内に入っても胆汁酸で死滅してしまうので、生きたまま末端まで届くのはほんのわずかです。

 一方、「有胞子性乳酸菌」は、芽胞(カラ)に包まれた状態であるため胃酸でも胆汁酸でも死滅せず、生きたまま腸まで届きます。この「生きたまま腸に届く」ことが重要であり、これにより乳酸をつくり、腸内をすこやかな状態に導くことができます。

「生きたまま腸まで届く」ライラック乳酸菌のメリット

 生きている乳酸菌であり、生きたまま腸まで届く乳酸菌の一つに「ライラック乳酸菌」があります。

 北海道に咲く美しい花から発見されたこの乳酸菌は、芽胞(カラ)をつくることのできる「有胞子性乳酸菌」であるため、胃酸や胆汁酸によって死滅することなく、ほぼ100%が生きたまま腸まで届くことが分かっています。このライラック乳酸菌は、便の状態(便の色、臭い、量、形)を整え、お通じ(回数、残便感)を改善することが報告されています。また、日本で初めて「便性(便の色、臭い、形)を整え、残便感の改善を目的とした機能性関与成分※2として認められました。2週間※3で便の状態とお通じを改善することも報告されています。

 乳酸菌製品に含まれる乳酸菌のうち、生きたまま腸まで届くものはごく限られています。このことを踏まえると冒頭の調査結果の意味がご理解いただけるのではないでしょうか。「ライラック乳酸菌」は生きたまま腸まで届く乳酸菌です。腸内環境を整えて便の状態やお通じを改善してくれるため、第1回でお話ししたような理想的な便に近づけたい方におすすめです。次回はさらに詳しくご案内します。

※2 機能性関与成分とは
事業者の責任において、科学的根拠に基づいた機能性を表示した「機能性表示食品」に、機能性に関与するとして配合された成分です。

※3 効果には個人差があります。


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